ユーザに自然に進め方を覚えてもらいながら達成体験を積ませる例。

ドラクエ4プレイ画面

衝動に駆られて、iOS版のドラクエ4をプレイした。久しぶりにやってみてもやっぱり面白いです、個人的に。疲れて思考停止している時とか、気分転換に良いです。

という話はさておき。

ドラクエシリーズの中でも、ドラクエ4の初心者への優しさはすごいなと思う。特に細かいチュートリアルがなくとも、自然に、且つ、段階的にプレイ方法をマスターしていける気がします。

オムニバス形式のドラクエ4。第1章では戦士ライアンがほぼ1人(途中でホイミンを仲間にする可能性がありますが)で、魔法も使わず、ただひたすらに打撃攻撃のみでモンスターに挑む。アイテムで使うとすれば、ほとんど「やくそう」か「どくけしそう」くらいだ。

狭いマップで、単純なダンジョン(洞窟)を挟んで、城と村を行ったり来たりしながら小さなミッションを達成していく。

森の中の遊び場のダンジョン(井戸におっこちるやつ)では、多少複雑になるものの、謎の声に導かれるまま行動する。「こっちだよ…」「そっちじゃないよ…」「そっちに行くと帰っちゃうよ…」と。それに従えば、問題なくクリアできる。

そしてさらわれた子どもを探す手がかりは、人々の話のあちらこちらにヒントが隠されているのだ。

第2章になれば、アリーナとクリフトとブライが連携しないといけないため、戦闘難易度が上がる。初期はライアンほど力が強くなく、アリーナといえどもスライムべス一匹倒すのも心もとない。そしてダンジョンも難易度が増す。それでいて最後には武闘大会にアリーナ1人で出場しなければならない。これがまた勝ち抜き戦のため、なかなか大変。

第3章はまたちょっと違った展開だけど、トルネコが商売をしてお金を稼いだり、傭兵を雇ったり。情報収集がカギになるだけでなく、お金の大事さをまなぶような章だ。

第4章のマーニャとミネアの物語は、なかなか話もヘビーになりつつ。力の弱い二人が、魔法にほとんど頼りながら戦っていかなければならない。(途中でオーリンが仲間になるが)これがなかなかに大変。ダンジョンも難しい上に、モンスターも強い気がして。

そして第5章でようやく勇者が登場し、仲間が導かれていくのだが…。

途中途中でオムニバス形式で章単位でクリアしていくので、マイルストーンとしての達成感もたくさん味わえる。

うまく設計されているな、と改めて思うのです。

こういった初心者にもやさしい自然で段階的なゲーム設計は、ゲームに限らず大切な考え方であることは間違いない。

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。