ビジネス場面でも有効な“スポーツと人間力”の考え方〜文武両道!

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縁あって大阪成蹊大学マネジメント学部スポーツビジネスコース主催の、スポーツシンポジウム「スポーツと人間力-文武両道の教育-」に参加してお話を聞いてきました。

私自身、健康的でイキイキとした 個人や組織の実現支援をする事業(Be&Do)と、潜在力を引き出す教育ツール提供事業(CareerStage)で関わっているテーマと非常に近いので、とても楽しみにしていました。

「文武両道の人間を育てる秘訣」をテーマとした、杉山 芙沙子さんの基調講演。元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんのお母様です。杉山愛さんのコーチやチームマネジメント(ディレクター)、加えて、もちろん母としてのご経験をきっかけに、スポーツは人間力向上のツールであるという仮説のもと、大学院に行かれて論文を発表されたそう。

具体的には、

  • スポーツは人が成長していく上で様々なツールをくれるのではないか?
  • 勝つことにこだわることが人の成長にとって決して良い結果に結びつかないのではないか?
  • 幼少よりスポーツに触れている子どもはコミュニケーション能力が身に付きやすいのではないか?

という仮説。

実際に、宮里藍さん、石川遼さん、錦織圭さんのご両親にもインタビューをされて、ご自身の経験も踏まえて共通点を調べたそうです。

  • 外遊びを多くしており、専門競技以外にも多種の競技を行っている。
  • 家族や友達など、周囲の人たちから影響を多大に受けている。
  • 全ての親が子どものためのサポートをしている。
  • スポーツは子どもと親のコミュニケーションツールである。
  • 最初から“勝つこと”“すごくなること”を目指して始めていない。

サポートするには親自身も相当な「タイムマネジメント」が必要だそうですけど!
甘やかすことと、躾をすることと、サポートすることは別物と考える方が良いとか。

“スポーツは子どもと親のコミュニケーションツール ”というのが、多くの人が共感するところかも。一緒になって楽しめるものの一つのはずですもんね!

トップアスリートと呼ばれる彼らもそうですし、その周囲のライバルや仲間たちにこれまた共通して見られる特徴が「集中力」とか「切り替え」なのだとか。スポーツをこうやって本気で家族や友達と取り組むことで、つくであろう力は、

体力、あきらめない力、集中力、決断力、継続力、思いやったり讃え合ったりする気持ち、協調性、コミュニケーション

スポーツも教育現場もビジネスも共通のこと?

スポーツも教育現場もビジネスも共通のこと?

杉山さんは講演の中で、子どもの可能性を伸ばす10の法則について述べられていましたが、私が特に共感したところは、

  • 互いを尊重しあうことの大切さ
  • 気付く事の大切さ
  • 同じ事を続けることの大切さ
  • 正しい応えは一つではないことの大切さ
  • 絶対評価であることの大切さ
  • 何でも楽しくしてしまうことの大切さ
  • 励ます事の大切さ

です。

いや、総じて何が言いたいかっていうと、子育てやスポーツ選手育成だけにあらず、これって学校教育はもちろん、企業内の社員教育にも当てはまりますよね。いや、むしろ教育っていう観点じゃなくて、より生産性を高めたり、楽しく仕事をするための要素が詰まっていませんか?

「身体的体力×精神的体力×知的体力=文武両道な人間=人間力がある」と定義されていましたが、納得な話。運動とメンタル、運動と脳の活性化に関する研究ってほんとにたくさんあって、科学的にも実証されていますから。

何度も基調講演やその後のパネルディスカッションでも話題に上がっていましたし、うちの社内でも話題になりましたし、先日いらしたお客様にも教えてもらった「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」という訳本は、今一度詳しく読みたいところです。

文武両道は文=学芸、つまり学問と芸術。武=武道(現代ではスポーツ)と捉えるらしい。最近の勝利至上主義では、武道の“道”が抜け落ちていないかという懸念もおっしゃられていました。オリンピックの柔道とかね、日本選手も海外選手も?本来の武道に立ち返ると、技を磨く稽古・練習を通じて人格の完成を目指すという道の側面が強いらしい。

私も何かしら「道」を極めたいと思うわ〜まじで。今からでも遅くないですよね!w

▼ちょっと面白そうですよ。一流選手を育てなくとも、親としても、ビジネスパーソンとしても。
杉山式スポーツ子育て
一流選手の親はどこが違うのか (新潮新書)

 

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。