大切なことはすべて草野球から学んだ。

私が無意識に、12年ほど前に行っていたコミュニティマネジメント。Webやゲーム要素を用いたファシリテーション。改めてそのころを振り返りながら、その要素を備忘録としてまとめたいと思う。

12年前に私は初めてパソコンというものに出会い、インターネットの面白さに目覚め、Webサイトをつくる楽しさに感動した!そこでもっと突き詰めていろいろとチャレンジしていたら、なかなかそれはそれで面白い人生を歩んでいたのかもしれないですが、それはそれ。

私はその頃はアルバイト2つを掛け持ち、遠方の大学(電車通学往復4時間)に通いながらサークルにゼミ活動に、さらには地元で草野球チーム(年間試合数30試合以上)を運営するなど、今考えればもう少し落ち着けよ!と思う次第ですが、あれこれ落ち着きなく手を出して忙しく過ごしておりました。

野球がしたいよー

そこで今回まとめるのは、「草野球チーム」の運営に学んだいろいろなことである。

草野球チームというのは、共通の目標や趣味のもと集まった一つのチームです。職業野球チームや部活動でもなく有志で活動しているという点を念頭に置いていただきたい!つまり「ただ野球が好き」というメンバーが集まっているのだ。だからうまいやつもいれば、へたなやつもいる。

ちなみに私は下手っぴな方だった。だってテニス部出身だったし。いや~よくエラーしたし三振したな~(遠い目)。でも、キャプテンという名の実質的にはマネージャーとしていろんな細々した運営業務をやっていました。※その頃、運営方針や細かいことまで連携をとりながら一緒に立ち上げをした同級生であり初代監督には感謝ですね。

それはともかく、その運営には振り返ると、チームを盛り上げて成果を高めていったり楽しむための要素が盛りだくさんだったことがわかってきたのだ。

私が大事にしていたこと

  • うまい人もへたな人も全員を主役にすること

必ずスポットライトが全く当たらない人をつくらないように努力する。毎試合後、スポーツ新聞風に試合のレビュー記事をつくってWebサイトに公開する。

  • 試合後の達成感を感じているうちになるべく早く試合速報とトピックスを公開する。

つまり選手が頑張ったことに対するフィードバックをちゃんとする、しかも迅速に!スコアブックと私自身の記憶を頼りに。

  • 成績表を事細かにつけて互いに競わせる。

次の試合へのモチベーションや、互いのことをいじり合う(つまりコミュニケーションをとる)きっかけとする。ちなみにたくさんの項目で競い合うので、どれかでトップ5に入っていることが多い。打率、安打、本塁打、盗塁、打点、得点、出塁率、四死球etc…。

  • 掲示板をつかってコミュニケーション。

掲示板で互いの背番号をハンドルネームとして、会えない間も盛り上がる。あの試合のあの時どうだったとか、そんな話。これが結構重要だったりするのだ。大学生、社会人、高校生も交じり、みんな普段はバラバラだから。

  • 時々イベント的にリーグやトーナメントに参加。

そうすることで、チームのポジションがわかるし、新たな目標ができるため、チームが一体化する。

  • シーズン最後の納会は表彰ありの発表会!

当然、忘年会という名の納会は、1年の振り返りと来年の方針を決める場であるとともに、頑張った人をほめたたえる場。

Webを用いて12年前にここまでやっているチームはきっと少数派。でも、そうやって頑張っているチームはほかにもあって、ご近所チーム同士で、互いに情報共有も進んで、Webサイトを持ってある程度そういった中身も公開することで、広報活動にもなったし、対戦相手には困らなかった。超ニッチなローカル草野球市場(笑)

そうこうしてると、チームは3年目に入ると、なんだかめっちゃ強くなってたな。素人もそれなりにうまくなって。元野球部員からいろいろ教えてもらったり、切磋琢磨したり。そんなことが自然と起こっていました。それでも野球に対する思いの違いや、忙しさのあまりにチームを去っていく人も僅かながらはいたが。

だが、チーム設立5年目には、私が就職により上京したことをきっかけに、監督やキャプテンの交代をしたり、いろいろと引き継いだり。でも、こういうのって、1人の強い意志をもったリーダーと、それをサポートするフォロワーがいてはじめて成り立つのであって、そこが抜けると見事に活動は縮小され(もちろんみんな社会人になっていったこともあるが)てしまったのだ。いや、社会人になっても、活動できないわけではない。まだ世帯もちも少なかったわけだし。だからやっぱり、細やかなサポートやマネジメントを主体的にやるファシリテーター役が必要だったのだと思う。

その後、私は東京の会社でも同様にチームを立ち上げて、楽しんだわけだ。(おい、仕事は!)関西に戻り、再び元のチームを再起させ、新メンバーも多数加わり、とても楽しかった。

とはいえアラサーの壁と言いましょうか。仕事環境や家庭環境の変化が多いこの世代、なかなか予定を合わせることがそもそも難しくなるうえ、手間をかけてのマネジメントができなくなる。活動は縮小。なかなかさみしいものである。

忙しくてマネジメントできない。部下の育成もできない。人手不足。人材不足。運営もままならない。あれ!どっかの会社と同じ?よく聞く話!

まとめ

  1. それぞれを主役だと感じさせる(当事者意識を持たせる)
  2. ポジティブなフィードバックは迅速に(モチベーション向上)
  3. 複数の項目で互いに競い合わせる(項目ごとに強み弱みもわかる)
  4. コミュニケーションをとるきっかけと場をつくる(互いをもっと知る)
  5. イベントを仕掛ける刺激策で目標を意識させる(中だるみ防止、リフレイミング)
  6. 結果の振り返りと次の目標の共有、そして称賛(達成感とリスタート)

こんな感じのことが、強いコミュニティをつくっていく上で、必要なんじゃないでしょうか。

当時はWebを使っていたとはいえ、人力ゲーミフィケーション。ものすごくエネルギーと睡眠時間を削りました。でも楽しかったな。

 

 

photo by: Matt McGee
ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。