人間、張り合いというのが大事であると感じた。

昼下がりの猫

先日、とある友人と会った。彼はある意味でとても幸せだ。

仕事は楽、生きるに十分な給料、実家暮らし、毎日何も考えなくても1日が過ぎる。彼は独身だが、なぜか今は全く恋愛にも興味が持てず、何か新しいことにチャレンジする気にもなれない。これは本人の口から出た言葉から引用した。

彼は以前、とても厳しい職場にいて、悪戦苦闘しながら一人暮らしをしていて、後からそのときの大変な思いとか経験を聞くことになるのだが、その時の方がとってもイキイキと人生を楽しんでいたように思う。むしろギラギラするくらいにまぶしかったことを覚えている。

その後、転職したとある会社でも、仕事は毎日遅くなり、大手関連企業で残業代もちゃんとつくから給料も良くなり、責任ある仕事を任されるようになり、相当なプレッシャーがかかっていたようだ。最終的には体調を崩して辞めざるをえなかったのだが、それでもやっぱりその頃の方がメンタル面はイキイキとしていたように見受けられた。

先日、ラジオでアルピニストの野口健さんが、なぜ死の危険を顧みずに山に昇るのか、という質問をされていましたが、それは「生きているっていう実感が欲しいというのもある」というようなことをおっしゃっていました。そして「日本国内、街中にいると平和ではあるが、生きているっていう実感を得にくいですよ、意外と。」というようなことも。

私も自分自身で想像してみると、とにかく安定していて楽な仕事で責任もなくのんびりしていられたら、きっといろんなことにチャレンジするという意欲も削がれてしまうだろうなと思う。幸いにして、厳しい仕事にばかり就いていると思うが(笑)

このあたりの「メリハリ」といいますか、「張り合い」といいますか。楽しく生活するためには必要だな。毎日頑張るから、たまにの休日がとても楽しくなるだろうし、逆に休日があるから仕事にも打ち込めるのだろうし。

相方とも話したが、育児だってそうだと思う。ちょっと子どもと離れていたら、会いたくなるし、やっぱり余計にかわいく感じるようになるものだ。でもそれが毎日全く隙間なく、ずーっと子どもと二人きりだったりすると、ノイローゼになるお母さんがいるのも分かる気がするんだ。こないだおちまさとさんがうまい表現をしていて、育児は終わらないマラソンって。給水所やインターバルがプロにだって必要なんだし。

それもやっぱりメリハリを効かすことができたら、楽しく捉えることができるような気がする。

仕事も、あえてチャレンジングな目標に取り組む人たちは、そんなことを無意識に考えているのかもしれないですね。

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。