京都の観光産業とITの可能性@ウェブ会大阪

ウェブ会大阪

今日のウェブ会は、株式会社のぞみの藤田社長に勉強会の講演をいただきました。
(相変わらず私は途中で買い出しに出ていたため、ど真ん中がすっぽり抜けていますけど)

のぞみ社さんは、京都地図本 [2010]―地元出版社だから知っている街と店の選び方 (えるまがMOOK)や、英語でしゃべらナイトTRAVEL 英語で京都を案内できますか? (AC MOOK―NHK英語でしゃべらナイト別冊シリーズ)といった、雑誌やMook本の企画・取材・編集をはじめとして、現在は京都という観光都市を舞台に、様々な企画の実施や、WEBサービスを活用した観光・産業支援をされています。

などを独自で取材、編集し、WEBサービスとして運営されています。お話をうかがって、本当に観光を単体では捉えずに、ちゃんと地元産業の活性化に結びつくようビジネスになるようにするにはどうしたら良いかということを突き詰めてるなぁと。お金が落ちなければ、確かに意味が無い!

体験をしたい人と、場所・機会を結びつける

観光にきた人が一期一会で終わらず、ちゃんとその後もその時の「体験」によって、その後も根強く京都ファンでいてくれるためにはどうすればよいか。でも、なんとなくその体験そのものが重要な要素なんだろうな。

確かに寺社仏閣、神社に行くことや、お土産やさんをまわること、食事をすること、ホテルに泊まること以上に、京都の伝統工芸を体験することや、町家に泊まってみることなんて、やってみると京都がもっと好きになると思う。(そういえば大学時代、サークルで和菓子をつくりに行ったなぁ。)

お話をうかがっていて、これは観光に限らず「体験」というのは、 その後も根強いファンでいてくれるための重要なキーワードだろうなと思います。「実際にその場に行く」「実際に身体を動かしてみる」「見る」「聞く」「触る」「感じる」いろんなことを含めてです。

ITの活用の大きなハードル

個人的にとっても共感したし、これはどんな業種でもつきまとう話なのですが、WEBやシステムを活用することはユーザー(利用者も、管理する側も)のITリテラシーがとても大きく影響するということ。多くのITベンチャーが過大評価してしまって失敗するのはユーザーのITリテラシー。メールアカウントをつくるだけでも、つまづいてしまい、もう面倒くさくてやらなくなる人がいる事実。

その点、お話の中でも出て来ていましたけど、楽天やリクルートのすごいところは、徹底してシステムを使うお店の人も“教育”していることだと。じゃらん.netや楽天トラベルの管理画面ってすごいややこしいらしい。それでも、運用できるくらいまでに、していること。(これはこの規模でやるには、本当にすごい人海戦術が必要だな。人件費とコストがハンパではない。)

つまり、どれだけ個別支援を徹底できるか。徹底しないと、エンドユーザにとっても良いWEBサービスにならないということです。

のぞみ社さんでも、営業取材担当が講習会を何度も開いたりサポートをしたりしているそうです。

いまやWEBって当たり前に使っているようですけど、まだまだその利用度合いは人に寄って大きく差があるということを理解してサービスを開発したり事業を進めることはとても重要だなと再認識させられました。例えスマートフォンや、タブレット端末が普及したとしてもです。

直感的なインターフェイスとか、マニュアルなしで使えるサービスっていうのは、「最低限」の必要条件になるかもな。

個人と個人がつながる時代

質疑応答の時、サンブリッジのアレンマイナーさんがお話されていたタクシーの運転手さんの話が面白かった。

京都でのタクシーの話。そのタクシーの運転手さんは、「今朝の金閣寺は雪が積もって見応えがありましたよ!」と言って、最新の自らが撮って来たスマホの写真をお客さんに見せてくれた。そのようにして、タクシーの運転手さんだからこそ、強みになるようなお得感満載のコースを案内してくれた。その日は1日中、そのタクシーの運転手さんにお世話になることにしたと。

そのような運転手さんがいることをTwitterで知ったり。そこでつながるということも多いにある時代です。

ある意味、ほんとに究極のUGC(User Generated Content)ですよね。個人と個人がつながって、「体験」が共有されるって、改めて考えるととても面白いですよね。

以前、Loopsの斉藤さんの講演を聞いた時に、「ソーシャルシフト」の話をされていましたけど、江戸時代には逆にそのようなことがたくさん起こっていたから、人と人のつながりが大切な時代に戻っただけという捉え方もあったなぁ。

いろいろ深いですね。

 

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。