ソーシャルラーニングの考え方は実践や体験の共有から成り立つもの?

ソーシャルラーニング入門の出版記念セミナーが東京で開催されていました。せっかく招待いただいていたのですが、関西で身動きが取れない状況だったので、仕事帰りにTwitterでハッシュタグを追っていました。#slearnjp

なので少し備忘録。

ソーシャルラーニングの考え方って?

「ソーシャルラーニング」っていうのは、巷で増えている“ソーシャル”という捉え方以前に、かなり古くからある考え方で、「複数人で学ぶ事」または「複数人から学ぶこと」だそうです。オンラインで“みんな”で一緒に、自然と始まる知の共有のようなもの。

「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命の中で、分かりやすく共感したセンテンス。

「新しいソーシャルラーニング」は、より多くの情報とより広い視野を与えてくれる。そして、他の人とのつながりを通してより良い決定を下せるようにする。学びとは、コミュニティに参加する“他の人”を通して起こるものだ。新たに広がる交流の中で交わされる会話から始まるものである。我々がブログ上でコメントのたくさんついた会話を続けても、ソーシャルラーニングが始まる。コーチングやメンタリング、またジムでの運動中でも起こる。(ソーシャルラーニング入門/トニー・ビンガム,マーシャ・コナー著/ダニエル・ピンク序文/松村太郎監訳/山脇智志著)

インフォーマルな場であっても、2人以上の複数名で会話をしていくと、その中で新たな発見や、自分1人ではたどり着かなかった情報に出会ったり、アイデアが湧いたり。そういった中で、振り返ってみると「学び」があることってよくあると思います。今はそれがTwitterやFacebook、Linkedinなんかのディスカッションやフィードでも見られることがしばしばです。

個人的には、

  • 不確実で明確な答えがない学び→ソーシャルラーニング
  • 繰り返すことで身につけるようなものや、覚えなきゃいけないもの→eラーニング

というイメージがなんとなくあります。

Moodle(LMS)の課題と活用法

私が仕事で扱っているMoodleは、学習管理システムであり、世界的にeラーニングシステムとして大学や企業で利用されているオープンソースソフトウェアなのですが、本来このMoodleもやはり「ソーシャルラーニング」的な要素がとても強いものです。(※ただ、そこまで使いこなしている大学や企業は、日本国内にはとても少ない印象)

Moodle

もっと直感的に使いやすいインターフェイスと、ムダな機能を省く事でそれは前進すると思っていますが。(企業など組織内で使いやすくしたサービスは、株式会社キャリアステージでASP提供中です。

純粋なeラーニングにも使えて、参加者同士でディスカッションや、自分たちでWikiや用語集を作り込んでいけて、共有知を創り込んで行ける。

Moodleの動詞的な意味が「ものぐさに徘徊する,思いついたことをする」という意味を持つように...このような楽しみながらの作業がしばしば洞察や創造に結びつく!と公式サイトでも謳ってはります。

“学ぶ”ことについて考えさせられる

実際、はっと気付いたり、点と点がつながって線になる瞬間って、ただ学習している時っていうより、人の話を聞いたり話したり、自分で一生懸命調べたりしている時が多い気がしますしね。教育と学習って深いぃ。

印象に残った一節をいくつか。これは、教育研修、eラーニング、そうじゃない業界でも示唆があると思います。

学びとは、新しい視点や初めての経験を求めてもっと力強く世界に関わっていくことだ。自分が学んだことと他者が学んだことを共有すると、我々の周りにさざ波が広がり、組織や企業、エコシステム、そして社会が変わっていく。

 

学びの70%は実生活や仕事における経験をこなし、問題解決することによって作られる。20%は他者からのフィードバック、メンタリング、コーチングから得られる。そして、10%だけが公式なトレーニングによってもたらされる。

 

学びは社交的なものだ。ほとんどの学びは、コラボレーションの中で行われる。他の人々が、たとえ同じ場所にいないとしても、学びのコンテクストや必要性を提供してくれる。

 

「仕事は学びであり、学びが仕事をするのだ」知識を習得しても、活用しなければたいてい忘れてしまう。

 

Twitterでうまいこと言うなって思ったコメントは、ソーシャルラーニングとは「学びの伝染」であり「学びのレコメンデーション」であるという捉え方。

ひとまず、まだ前半しか読んでいませんが、考え方として必要になりそうなので、読破中です。ソーシャルラーニング入門!

 

これもあるべき学習の姿のひとつかもしれない

TED,Salman Khan

もういっちょう、教育×テクノロジーで。

先日、TEDの動画で、「Salman Khan: Let’s use video to reinvent education」を視聴したのですが、改めて納得!!と思ったことは、オンライン学習と対面学習のあり方の話。

実際の対面での、いわゆる“授業”や“講義”というものは、コミュニケーションをする場であり、皆でそれまで自分で学習してきた知識を持ち寄って課題を解決したり、宿題をしたり。(この場合、HOME WORKとはいいませんね!w)そのほうが、実は効率的で効果的で生産的という話。

そのためにはオンライン学習や、ビデオ学習が優れているのは確か。それをさらに進捗確認ができて、詰まっているところなどを教師・講師が把握できたら、対面の時にピンポイントでサポートすることもできる。

分からないまま、次の単元へ行って、どんどん習熟状況に差が出てしまうということを防ぐこともできますし、それぞれが好きなだけ繰り返し学習できたり。

それこそが好きな場所、好きな時間に好きなだけやれるオンラインならではの活用法だと思う。それを研修とeラーニングで企業研修でやろうっていうのが「ブレンディッドラーニング」の考え方のはずなんですけどね。いまいちぱっとイメージが湧かないのはなぜでしょうね。

と疑問提起して、特に落ちも無く。備忘録なのでだらだらと書いてしまいました。

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。