クリティカルシンキングと創造性を刺激する動機付け!

今日は(社)日本青少年育成協会さん主催の講演会に縁あって参加させてもらってきました。多くの塾や予備校、教育学部の学生、その他教育関係者が大勢いらっしゃいました。

Institution for a Global Societyの福原さんと、前官房副長官の福山さんが登壇されていました。今日の講演内容は全体的に「グローバル人材の育成が急務であり、日本は遅れている。英語ができたほうが良いのは当然で、実践レベルでほんとの意味でのコミュニケーションをとれる人材でなければ世界で勝ち残っていけない。そしてそもそも英語に限らず教育のあり方を問い直して青少年を育成する必要がある。マクロでみれば日本は今後も厳しい状態にあるが、ミクロでは可能性はたくさんある。」というようなお話でした。

ちょっとあえて難しい話は情報量が多過ぎてあれなんで、面白かったことや、再確認できたことについて備忘録。

失敗に学ぶケーススタディ〜前提を疑え!

あるモーターレースのチームの話。レースに出るかどうかを、ある前提条件が示され、考えて答えるという決断を迫られる。その前提条件や情報は、例えば、これまでの戦績や、参戦に必要な費用、入賞したら得られる賞金、スポンサー料、エンジントラブルのリスク、トラブル発生時の損害などなど。

時間をかけて論理的に考えれば、どのように転んでも利益が出ると判断して、出場すると回答するケースが多いらしい。(特に東大の学生は95%以上そうだったとうい話がまた興味深い)

実際にこのワークを短時間で今日は実施して(私は出る!と感覚で答えたのですけどw ロジカルタイプではないので。出たからまた検証すればいい!なんて思って。なくすものはないと。)、その後にNASAのビデオを見ました。

それがスペースシャトル、チャレンジャー号の悪夢の映像です。

nanoblockスペースセンター © by ume-y

そこまでリスクを考えていたか、前提条件を疑っていたか、本当にGoサインを出すために必要なデータを全て確認できていたか。

クリティカルシンキングの大切さです。海外では特に文化の違いからロジックで説明する必要があるそうですが、ロジカルで正しくても大切な前提を見落としていないか、データはこれ以上にないか、見直して行くことが必要で、前提次第でロジックは大きく変わってしまうということです。アメリカでは「ケーススタディ」を中高生から徹底的に学ぶそうです。成功に学ぶというより、失敗に学ぶ。

ん〜なるほど〜。前提をまず疑うってこと?ですかね。リスク管理、危機意識の貧弱ぶりが取沙汰される昨今...の日本。

なにはともあれ動機付けが必要な“教育”

do you like math ? © by torisan3500

日本が得意な教育分野は、

  • 数学教育
  • 答えがひとつのもの
  • 基礎を徹底する教育

逆に不得意な教育分野は、

  • 問題設定が創造性を必要とするもの
  • 答えがない、または複数あるもの
  • 英語教育

らしいです。確かに、こぞってほとんどみんな「良い大学目指せ!」みたいな教育が当たり前になって、学校も親も「良い大学いって、良い会社に入って」みたいなことに傾倒しすぎちゃうんって思うことはあるけど、まさにこれよなぁ。

※グローバル人材、グローバルでリーダーシップを発揮できるためになるには、東大を目指してなんかいてはだめで、例えばハーバードやケンブリッジやMITを目指すつもりでやったほうがいいという話だった。(みんながグローバルを目指す必要はないかもしれんけどね。後者の日本の“教育”が不得意にしてきたことは、普通に社会に出るとめっちゃ大切だと気付くことやんなぁ。なんで社会に出ているはずの親がそれに気付かないんやろなぁ。深いなぁ。)

で、思った事。勝手なイメージ。

  • 前者の日本が得意としてきた教育...eラーニング?
  • 後者の日本が不得意としてきた教育...ソーシャルラーニング?

なイメージです。

繰り返し繰り返しやって、覚えなければいけないこと、解が一つのものを徹底するとか、基礎を徹底するとかっていうのはいわゆるこれまでの“eラーニング”って気がしていて。逆に解がないもの、創造性が必要なものは、インターネットで調べたり、他のひととディスカッションしたり、たまたま考えていたことのヒントがTwitterから流れてきたりという“ソーシャルラーニング”な気がする。

(あ、あと自分自身で行動しディスカッションし体験し経験し自分なりの解を導きだすような「ワーク」も一つの学びですけど。これにもある一つの解に導く場合と、解は人それぞれっていう場合がありますね〜。)

こないだある人と酒を飲みながら話していたとき、「eラーニングってのは成り立たない」って言われた。納得なのだ。解が一つのものも、インターネットで調べたらある程度出てくるもんな。

eラーニングの良さっていうのは、クイズ形式で何度もやって覚えるとか。その記録が残るとか。そういったところには残っているかもしれないけど。

どんな教育学習にも通じることなのかと思うけれど「勉強する意味合い」を理解させないと意味が無いと思う。つまり動機付け。モチベーションの源泉。

 

ブラ・トヨ

ブラ・トヨ について

真面目にゲームやアソビの利活用を研究中。 行列と渋滞が苦手。締めのラーメンは食べません。野球は観るのもするのも好きな元テニス部員。妄想と空想と現実の狭間で過ごす。時々ダークサイドが露出しますが許してください。